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[ETC] 石綿(アスベスト)

2007年07月12日 16:49更新

株式会社クボタが尼崎工場の従業員や付近住民から中皮腫の患者が多数発生している事を発表し、患者にたいして見舞金を出すと言った。どうやらアスベストを使った製品の工場だったらしい。中皮腫というのはアスベストが原因とされるガンの一種でかなり悪質らしい。あまりにも細かいアスベストの粉塵を知らない内に吸い込んで体内の細胞に突き刺してしまったと言うことだそうな。

案外身近な問題

アスベストは既に使用が禁止されていて、公共施設などでは撤去工事などを積極的に進めてきた。主に天井や鉄骨の結露防止に使われていたようで、かなりの確率で使われていたので、あまりメンテナンスをしないお役所の施設ではアスベストの粉塵が舞い上がっていたことでしょう。潜伏期間が30年以上と言われる病気なので何時発症するか解らない恐怖にさいなまれます。

建物以外のアスベスト

既に使われなくなっていますが自動車のブレーキなどに使われていたのは有名な話ですし、車がブレーキをかけるたびにアスベストの粉塵が舞い上がっていたわけですね。

そして、ほとんどの人が気付いていない、日本全国に有るアスベストの製品。それが石綿セメント管という水道管です。石綿セメント管も積極的に更新されてきていたのですが、バブル崩壊後の景気低迷と節水による水の売り上げ減少で水道行政が赤字に転落して更新作業を止めてしまっているところも多いようです。

更新と言っても石綿は処分に困るので、土中に埋めたまま新しい水道管を埋設して切り替えてしまうと言う方法で更新していきます。土中に埋まっている内は空気中に飛散することもなく安心というわけです。実際に石綿セメント管の状態を見てみると非常に不安定な状態です。

まわりの土質によって大きく違うのですが、セメント管はアルカリ性で土壌が酸性の時接触面が中和されてセメントが溶け出してきます。セメントが溶け出してくると石綿が露出してきます。実際に現場で表面を触ると指でなぞるだけで繊維質のものが指に付着します。

飲み水は大丈夫なのか

これは何とも言えないのですが、中に流れている水が酸性だった場合は管の表面と同じ事が内面で起こっても不思議ではありません。自治体にもよるのですが、供給する水道水のpH(ペーハー)*1を調整して弱アルカリ性で配水しているところもありますが、源水が弱酸性であっても人体に悪いわけではなく、また、水道の水として基準内の数値であればそのまま弱酸性で配水している自治体もあります。

もし、石綿セメント管の内面が少しずつ溶け出してアスベストが水道水に溶け込んで流れていたらどうなるかは不明です。ヤカンでお湯を沸かしたときに蒸気に乗って部屋に散乱し壁やカーテンなどに付着して乾燥した後空気中を浮遊しているかも知れません。

恐怖感を煽るつもりは有りませんが、自治体としては石綿セメント管がどれくらいの延長残っていて、何時までに更新するのか。または、水道水に溶けていないか検査をしているのか、情報を提供するべきときが来たかも知れません。

*1 酸性、アルカリ性を示す数値で7が中性

コメント(2) [コメントを投稿する]
_ ごうはら (2006-09-14 21:29)

石綿セメント管だけでなく、家庭内の配管にも、アスベスト入りのパッキンが使われているような気がするのですが、そんなことはないのでしょうか。

_ ごうはら (2006-09-14 21:29)

石綿セメント管だけでなく、家庭内の配管にも、アスベスト入りのパッキンが使われているような気がするのですが、そんなことはないのでしょうか。

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