配管結合方法について坂口 : 2006/10/18(Wed) 23:50 No.313 |
ステンレス製管(1/4B,1B)をエルボ、ニップル、ポンプとシールテープを5〜6回巻き結合して配管して製品を製造しているのですが10台に1台の割合で水漏れして生産に支障を招いています。何か良い解決策を教えていただけないでしょうか?
1. Re: 配管結合方法についてNOB@管理人 : 2006/10/19(Thu) 00:46 No.314 |
坂口さん、こんにちは。
シールテープでの止水で困っておられるのですね。どのような製品でどれくらいの圧力がかかるのかがわかりませんので、的を獲ているかどうか自信がありませんが、わかる範囲でお答えします。
シールテープを使うと言うことを前提に考えると、ニップルやエルボをねじ込むときにシールテープがネジ部からずれてしまって肝心の隙間に充填された状態にならないために漏水してしまうと言うことですね。これにはシールテープがずれないように巻く方法を考えなければなりません。
シールテープは雄ネジに巻くのですが、普通に手で巻いた場合、ネジの山の部分には密着してますが、谷の部分は隙間が出来た状態です。この状態では密着度が足りませんのでねじ込んでいくとずれやすいのは想像出来ると思います。したがって巻いた後にネジの谷の部分も密着するようにしてやる必要があります。
これには手で巻くと言うことを前提にすると爪でシールテープの上からなぞってやるというのが一番簡単な方法ですが、意外と効果があるものの確実ではありません。これを確実にするための工具が何処かの会社から販売されていたと思うのですが、販売元は失念してしまいました。
また、ステンレス管のネジはツルツルで滑りやすいというのもシールテープがずれてしまう原因の一つです。この場合はネジに細かいキズを付けてやることで解決します。この場合もネジの山の方だけではなく谷間にも細かいキズがあると確実です。鋸刃やヤスリでそこそこ簡単に出来る作業ですがこれも確実ではありません。そしてまたこれも簡単に出来る工具が何処かから発売されていたように思います。
どうしてもシールテープでなければならないというワケでは無いのでしたら液状のシール剤が確実です。飲料水が流れるのであれば上水道用のシール剤が必要ですが、それ以外なら何でもかまわないでしょう。液状シールは勝手にネジの谷間に馴染んでくれますので失敗がありません。ただ、液が垂れたりこぼれたりして作業環境は少し汚れる可能性がありますね。
どちらか用途にあった方法をお選びください。また、他にもご質問が有れば何時でもどうぞ。ご健闘を祈ります。