水道修理のノウハウ

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止水栓の止め方

2004年06月28日 21:21更新

止水栓と言っても種類がいろいろあります。自治体によっても違うし建物の構造によっても違います。また、無理をすると壊してしまうこともありますので十分注意して行ってください。

まずは止水栓の止め方から

  • 戸建て住宅の元栓[1]
  • 集合住宅の元栓[2]
  • 器具付属の止水栓[3]

戸建て住宅の元栓

お宅の止水栓はどこにあるかご存じですか。最近の戸建て住宅では玄関やガレージの入り口付近にの地面に長方形のボックスが見えるでしょう。 古い戸建て住宅では長方形のボックスの他道路に円形の小さなボックスがあったりします。

戸建て住宅の場合、長方形のボックスを開けると量水器(メーター)と並んで止水栓が見えるはずです。

[写真1:メーターボックス] [写真2:メーターボックスをあけたところ。] [写真3:止水栓を閉めているところ。]

写真1の説明|写真2の説明|写真3の説明

左の写真はメーターボックスの様子。地域や年代によって多少異なります。これは樹脂製のボックス。 中の写真はボックスを開けたところ。[1]が止水栓のハンドル、[2]が量水器(メーター)。 右の写真は止水栓を閉めているところ。このタイプでは時計回りに硬くなるまで回します。

[写真4:メーターの様子]量水器(メーター)を注意深く見ると思わぬ水漏れを発見できるときがあります。検針のおじさんに「お宅どこかで水漏れしてますよ」などと言われたことはありませんか。 おじさんもメーターを見て予測しているに過ぎません。 さて、メーターの写真で示しているところにパイロットメーターが付いています。 他に付いている指針とは明らかに違いますので一目で見分けが付くはずです。 このパイロットメーターは極少量の漏れでも敏感に反応して回ります。 したがって、全ての水栓を止めているにもかかわらずこのパイロットメーターが回っていると、どこかで水が漏れていることになります。 時々注意して見てみると良いかも知れませんね。

写真4の説明

集合住宅の元栓

集合住宅ではほとんどの場合、玄関を出た階段の踊り場に鉄の扉があり、電気やガスのメーターとともに水道メーターと止水栓が納められています。

[写真5:集合住宅の元栓。] 写真5の説明

ところが量水器の取替などの都合で全て一階の特定の場所に集中して設置してある場合も見受けます。 前者の場合、1つの扉に隣とあわせて2個の量水器が並んでいる場合がほとんどです。間違えないように止めなければなりません。 量水器2次側(バルブと反対側)の管があなたの部屋の方へ入っている事を確認しましょう。 後者の場合は、部屋番号が書いてあるはずです。良く確認しましょう。 どちらにしても自信がないときは水道料金の検針票等を見ると量水器番号が書かれていますので、確認することができます。

器具付属の止水栓

最近の設備はわざわざ元栓を止めなくてもそれぞれの器具に止水栓が付いている場合もがたくさんあります。 そんなときは水道事業者(お役所)管轄の元栓をわざわざ止めずに修理することができます。

洗面台などは下の扉を開けると止水栓が並んでいます。キッチンもデッキタイプは扉の中に、腰掛け便器はタンクの横に有ります。 小便は押しボタンのある器具の付け根にあります。ハンドルが付いているものとマイナスドライバで回すタイプが有ります。

[写真6:洗面台の止水栓] [写真7:腰掛け便器の止水栓] [写真8:小便器の止水栓]

写真6の説明|写真7の説明|写真8の説明

左の写真は洗面台の下です。この写真では右側に1つしか止水栓が見えません。洗面台が水しか出ないタイプです。 お湯も出るタイプの洗面台では、左側にもう一つ付いています。このタイプは「アングル形止水栓」と言って3角形のハンドルが付いています。 中の写真は洋風腰掛け便器に付属している止水栓です。写真では向かって左に付いていますが、向かって右側に付いているタイプもあります。 3角形のハンドルはついておらず、マイナスドライバーで回す構造になっています。 右の写真は小便器のフラッシュバルブに付いている止水栓です。突然止まらなくなったときなどに覚えておくと便利です。 この止水栓も腰掛け便器同様マイナスドライバーで回す構造です。

元栓の開け方

水道の修理の仕方を解説しているページは他にもたくさんありますが、案外忘れているのが元栓の開け方です。 修理後に元栓を開けるときは、修理した水栓をほんの少しだけ開けた状態で元栓をゆっくり開けます。 水栓コマや水栓自体を取り替えたとき、配管内に少なからず空気が入ってしまいます。 空気が入ったまま締め切った状態で元栓を開けると水栓付近で空気が圧縮されます。 この状態で水栓を開けると思わぬ勢いで水と空気が飛び出してきますので、場合によっては危険を伴います。 したがって状況が許す範囲で可能な限り少しだけ水栓を開けたまま元栓を開けるようにしてください。

元栓は反時計回りにいっぱいまで回して開けますが、ハンドルが硬くなったところから半周だけ時計方向(しめる方向)に回しておきましょう。 こうしておかないと、次回元栓を閉めるときにハンドルが固着して回りにくくなることがあります。ちょっとしたコツですね。

写真の解説

写真1の説明
戸建て住宅のメーターボックスが設置されている様子。この写真では周りをコンクリートで埋めてあるため比較的ボックスの周りが整然と保たれていますが、 実際には周りが土だったり植え込みの中だったりしますので、見つけるのが容易でなかったり、中に土や泥が入っていることもあります。 また、写真の製品は樹脂製でわくが黒、蓋が青に色分けされています。自治体によっては鋳鉄製の製品もあります。
写真2の説明
メーターボックスを開けたところです。右に止水栓左に量水器が見えます。 便宜上止水栓に番号1を量水器に番号2をそれぞれ画像上で書いています。
写真3の説明
止水栓を閉めている様子の写真です。地面より下にあるためしゃがみ込んで手を伸ばさなければ止水栓を回すことができません。 このタイプの止水栓はリングバルブと言って数回転回さないと完全に止水しません。 時計方向に硬くなるまで締め付けます。
写真4の説明
量水器に付いているパイロットについての解説用写真です。 微量の出水を見知して回転するパイロットと呼ばれる回転子は漏水の発見に役立ちます。
写真5の説明
集合住宅の典型的な元栓とメーターの写真です。 左側に元バルブ、右側にメーターがあります。子の元バルブはゲート弁です。 時計方向に固くなるまで締め付けますと止水しますが、古くなっていると完全に止まりきらない場合があります。 また、固く閉めすぎると空かなくなったり、明けるときに駒落ちといって、止水部が壊れてしまう事もありますので注意が必要です。
写真6の説明
洗面台や洗面器を下からのぞいた写真です。このタイプは水だけのタイプなので、向かって右側に止水栓が見えます。 湯水混合タイプですと同じ物が向かって左側にも有ることになります。 3角形のハンドルが付いたアングル形止水栓、普通の水栓と同じように時計方向に固くなるまで締め付けます。
写真7の説明
腰掛け便器に付いているドライバーで回すタイプのアングル形止水栓、ドライバー止水栓とも言う。 この写真ではタンクに向かって左側に付いているが施行の都合で逆のタイプもある。 ドライバー状の物がないと止められないのでいざというときにドラーバーなどの所在がわからないと慌てる事になります。 最近の製品では、10円玉の様なコインで回せるタイプの物もあるようです。
写真8の説明
小便器の上に付いていて、ボタンを押すと水が流れる装置で小便器フラッシュ弁と言います。 正面にボタンが、上面の付け根の方にドライバーで回すことが出来る止水栓が付いている。 止水するだけでなく、流量や勢いの調整なども兼ねています。

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